会社設立のために必要なものとは

Tweet

Pocket

何よりも重要な会社名と事業目的

会社設立のために無くてはならない基盤とすべきものは、言うまでもなく会社名と事業目的です。

株式会社の場合には、社名のどこかで「株式会社」を使わなければならないなど、社名を取り決める際に設定されているルールについても事前に確認しておく必要があります。

基本的なルールを守ればどんな社名を付けたとしても構わず、漢字やひらがな・カタカナ以外に記号やアルファベットを使用することも可能です。

事業目的は、会社設立のために必ず用意しなければならない定款の根幹となるものであるため、こちらも必ず用意しなければなりません。

資本金が無ければ運営出来ない

会社の運転資金を用意出来なければ運営することは不可能ですから、資本金を準備することも当然ながら重要です。

会社設立そのものは1円の資本金でも可能でこそありますが、安定した経営を目指すのであれば、最低でも100～300万円の資本金を用意することが基本と言えます。

資本金の集め方には発起設立と募集設立の二種類があり、発起設立の場合には会社を設立する代表者一名、あるいは複数人の資金を合算して資本金としましょう。

対する募集設立は資本金を第三者に負担してもらって会社を設立する方法で、この場合には会社設立後に発行する株式の一部を出資者に配分することになります。

社用の印鑑を準備する

会社設立のためには代表者印と銀行印、社印、ゴム印と全部で四種類の印鑑が必要となり、これらは設立手続きよりも前の段階で用意しておかなければなりません。

さらに会社設立の際には発起人全員の個人の印鑑と印鑑証明書が求められますから、一人として欠けることなく印鑑証明書も取得しておきましょう。

印鑑はもちろん専門店で作成しても構いませんが、費用を浮かせたい場合にはネットショップ等を利用して作成するという手段も有効になります。

Tweet

Pocket

この記事の監修者

税理士　佐藤 修(サトウ　オサム)

社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士

経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門 お役立ちコラムの運用を行う。