自分で会社設立手続きを行うメリットとデメリット

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自分で会社設立の手続きを行うメリット

専門家に手続きを依頼すると、例え少額だとしても費用がかかってしまいますから、自分で手続きを行うことによりコストを削減できるという点が最大のメリットです。

特に法学部や経営学部などで学んだ経歴を持つ人物は、既に会社設立のための基礎を学んでいる可能性が高く、知識を生かすことが出来ます。

法律上の不明点や税金に関する疑問点が生じた場合にも、ケースに応じて専門家に都度相談すれば解決を図ることは充分に可能と言えるでしょう。

また、他人任せにすることなく定款を作成することになりますから、自身が作る会社の中身について完全に把握できることもメリットの一つと考えられます。

こういった点を専門家に任せてしまうと、会社運営を進める中で理解力の不足を指摘されてしまう恐れが生じる可能性があるのです。

さらに、苦労と引き換えに会社を自力で立ち上げられたという達成感を得られることをプラスに捉える方もおられます。

自分で会社設立の手続きを行うデメリット

金銭的なマイナス要素がなくなる分、自分自身で取引の全てを進めなければならず、強いストレスに曝されてしまうことが最大のデメリットです。

会社設立のために必要な様々な努力と並行して慣れない事務手続きも進めなくてはならず、四苦八苦してしまうという方は珍しくありません。

万が一手続きに何らかの不手際があった場合には修正を求められるなど、手続きを完了させるまでに必要以上の時間を要する可能性もあります。

不手際を防ぐための二重、三重のチェックも全て自力で行わなければならず、これだけでも莫大な時間とエネルギーを消費することになるのです。

時間的な余裕がないという方や、難しい手続きは全て専門家に一任し、自分は経営に専念したいと考える方は、自力での手続きには全く向いていません。

確実に、そしてスムーズに全ての手続きを終えたいという場合には、やはり税理士などの専門家に手続きを依頼すべきでしょう。

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この記事の監修者

税理士　佐藤 修(サトウ　オサム)

社会保険労務士、ファイナンシャル・プランニング技能士

経歴
税理士事務所で働きながら学んできた知識や経験を活かし、税理士専門 お役立ちコラムの運用を行う。